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運転者限定により任意保険が未加入同様の条件で加害者に?!

執筆者
須藤 公保 ファイナンシャルプランナー:須藤 公保
運転者限定

最もポピュラーな保険料を安くする方法は、「年齢条件」と「運転者限定」を付けることです。

年齢条件を設定することで自動車保険が安くなるのは、ノンフリート等級制度の導入以来続く常識と言っても良いでしょう。

また、年齢条件に並んで保険料の自由化と共にリスク細分化が進んだ運転者限定は、文字通り運転する人を限定し保険料を抑えるので、期待通りに保険が安くなります。

しかし、一方で限定条件から外れた人が運転し加害者となった場合、実質的に任意保険に未加入の状態と同じなので、保険が使えないと言う問題も生じています。限定条件に隠された危険と問題点を考察してみます。

保険料の安さが誘惑!限定条件によるリスクの拡大

年齢や運転者を絞って限定するということは、必要部分に保険をかければ良いという、一見リスクマネジメントにかなった手法にみえます。

21世紀に入って多くの人の支持を集めているダイレクト型自動車保険は、正にこの方法でリスクをピンポイントに絞り込み、保険料を安くして顧客獲得の実績を伸ばしてきました。

「必要補償」「保険の無駄を省く」といった言葉は、生命保険のライフコンサルから端を発していますが、果たして賠償保険がメインとなる自動車保険にも同じことが言えるのでしょうか?

運転者限定の落とし穴

運転者の範囲を家族のみ、夫婦のみ、本人のみに絞ったのが、運転者限定です。この限定を付ければ、先ず知人やお友達が運転すると保険が効かなくなり大変危険です。

ミニバンなどに乗り友人と2家族で出かける際、運転者を交代すると任意保険に未加入と同じ状態になるということです。

そういう使い方が恒常化し当たり前と思っている人はとても危険です。運転を代わった時から車は、任意保険に未加入同様になることを再認識して下さい。万一の事故の際、相手への賠償だけでなく乗っている人の補償も受けられなくなります。

めったにそういう使い方をしないからという人もいらっしゃるようですが、そんな時に事故が起きたら、取り返しがつかないほど後悔することでしょう。

その時運転をしていなくても、車の持ち主には運行供用者責任が問われ、賠償責任を負うことが有ることも覚えておいて下さい。

年齢条件の落とし穴

年齢条件は、全年齢から21歳以上補償にステップアップした時、大きく保険料が下がります。若い人は保険料負担が大きいので、保険料を安く抑えるために条件を上げることに異論はありません。

お友達と買い物や河原でBBQなどに出かける時に車を使うことは、ごく自然な使い方です。その年代の場合、学生時代の同級生や会社の同期などを中心とした、同年代の人との付き合いがほとんどだと思います。

例えば、自分が21歳を迎え年齢条件をつけた車で出かける際、同乗者の友人が20歳ということも有るでしょう。しかし日帰りの旅行で運転者がケガや病気で運転を続けられないようなら、運転を交代しようというのは、ごく自然なことです。

保険が担保されないからと、車を旅先に置いて公共の交通機関を使い帰宅する人がどれだけいるでしょうか?また、親が子供に車を貸し出す際、年齢条件を自分の子供以外にまで気を配る人がどれだけいるでしょうか?

そのようなときに「事故は起きない・起こさない」とは誰も言い切れません。また、貸し出した車でも所有者の運行供用者責任が問われ、賠償義務を負うことも有るので注意して下さい。年齢や運転者の限定条件を、今一度使う人の範囲を想定して見直すことも必要です。

文章はまだ続きますが、車の保険料が気になった方は先に一括見積しておくと読み終わったころに続々と保険料が送られてきます。お手元に車検証か保険証券のご準備を!入力はたったの5分程度です。

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運転者限定の範囲を確認する

運転者限定が一目でわかるよう、表にまとめてみました。保険会社ごとに限定範囲は異なり、本人限定や夫婦限定(本人と配偶者)の設定がない保険会社もあります。

運転者限定 本人限定 本人
配偶者
限定
家族限定 限定なし
自動車保運転者
記名被保険者(本人)
①の配偶者 ×
①または②の同居の親族 × ×
①または②の別居の未婚の子 × ×
友人・知人など × × ×

※各保険会社の自動車保険契約のしおりから抜粋

特徴は、範囲を絞ることで保険料が安くなるのが運転者限定となります。本当に本人しか運転しないという人以外、本人限定はしないほうが賢明です。

誤った付保の仕方を1つ上げると、夫婦別々に車を所有し、それぞれが本人限定で保険を付けて、車を交換する時は「他車運転危険補償特約」でカバーできると考えている人は、間違いです。大変危険な使い方なので、今すぐ保険の条件を見なおして下さい。

理由は、他車運転危険補償特約の「他車」が他人の車両を指しているものであり、家族である配偶者の車両は「他車」に該当しないからです。当然、子供の車、親の車、同居の親族の車でも、同様となるので注意して下さい。

運転者年齢条件

年齢条件についても、わかりやすいように表にまとめてみました。

保険会社によって、26歳以上の区分が無かったり、30歳以上の区分がなかったりするなど、諸条件が異なるのでよく確認して下さい。

運転者の年齢 20歳以下 21歳~25歳以下 26歳~29歳以下 30歳~34歳以下 35歳以上
運転者年齢条件
全年齢補償
21歳以上 ×
26歳以上 × ×
30歳以上 × × ×
35歳以上 × × × ×

※各保険会社の自動車保険契約のしおりから抜粋

年齢条件を限定すると、その条件より若い人が運転したとき、任意保険が未加入と同じ状態となります。

実際、平成12年4月に福井県で起きた、死亡事故が参考になるのでご紹介します。車の所有者は、友人と共に300km以上離れた場所でのコンサートに参加するため、徹夜で往復約600km以上を走り続けました。

帰宅する直前、激しい睡魔に襲われた所有者は、19歳の友人に運転の交代を依頼して助手席で眠りにつきます。

程なく、交代した運転者の居眠り運転によって、センターラインを大きく超え、対向車と正面衝突しました。事故は、助手席の所有者が死亡、突っ込まれた対向車の運転者が重傷で、双方の車が全損となりました。

しかし、亡くなった所有者は、年齢条件付きで保険に加入していたため、任意保険は一切使えませんでした。交代して運転した加害者が使える保険は自賠責保険のみとなり、被害者・加害者共に満足な賠償を受けることができないという悲惨な交通事故でした。

亡くなった車の所有者を非難するつもりはありません。年齢条件をつけた車で運転交代する危険を、皆さんにもう少し厳しく考えてもらいたいので例として挙げました。

解決方法!一日保険を使ってリスクカバーする

一時的な運転交代が予測されるなら、一日だけに限定した「ちょいのり保険」「一日保険」「ワンタイム保険」と呼ばれる、超短期契約の任意保険が便利です。

この保険は、携帯電話からでも契約が可能で、東京海上日動火災保険が中心になってドコモやコインパーキングの「Times」などで簡単に加入できるように提供されています。

保険料もワンコイン(500円)からと大変リーズナブルで分かりやすく、これを利用すれば、保険に未加入で運転するリスクも無くなります。車両保険付きでも1500円と安く、他人の車を一時的に運転する予定があるなら、自分でつけておけば安心です。

事故で加害者となってから後悔する前に、便利な保険を積極的に活用してドライブを楽しんで下さい。

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