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物損事故の相手が任意保険未加入!自分の保険を使う4つのメリット

執筆者
須藤 公保 ファイナンシャルプランナー:須藤 公保
未加入事故物損

任意保険に入っていないクルマとの物損事故は、なんとも嫌な気持ちになります。

「相手は過失分をちゃんと払ってくれるだろうか?」 「示談交渉に応じてくれるだろうか?」 など、様々な心配が頭をよぎるでしょう。

しかし、心配はいりません。実は、現在の自動車保険は、以前と比べれば補償範囲も広く様々な事故で対応可能になっています。エコノミー車両保険をセットして有れば、ほとんどの車両相互間事故において、自分の保険を使うとスムーズに解決できます。

この章では、自分の任意保険を積極的に使うメリットを考察します。

ぶつかり方は色々!物損事故の事故形態

車両相互の物損事故は、類型が様々で大きく3つに分けることができます。

物損事故の類型

  • 1.追突
  • 2.出会い頭
  • 3.その他(正面衝突、追越・追抜時衝突、すれ違い衝突、左折時衝突、右折時衝突、他)

1の追突は、100:0の過失割合となり別の章(追突事故の相手が任意保険に未加入の場合3つの対応策)で解説していますので、そちらの記事をご覧下さい。

今回は、出会い頭とその他で見られる、過失が生じる事故に焦点を当てて見ました。車両相互の事故は色々ありますが、事故全体の構成比から見ると、出会い頭24.5%、その他26.1%と言う数字になっています。

車両相互間の事故により過失割合が生じる形態の事故が事故全体の5割を占めており、そのほとんどで示談交渉が必要になって来ることになります。比率で聞くだけではピンと来ない人もいるでしょう。そこで、件数を棒グラフで対比してみました。

車両相互間の事故総数: 498,087件(2014年全国)

警視庁事故統計データ

※2014年の警視庁交通事故統計データ集より

年間総数、約50万件近くにも達する車両相互間事故は、過失割合もあり「一般の人が示談交渉を行うのはかなり難しい」と言うのが現実です。そこで、示談交渉を第三者の保険会社に委ね解決を図ることになります。

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メリット1:第三者による過失割合の示談交渉と回収

示談交渉を運転者自身で行うとなれば、それこそ示談が容易に決着する案件は、皆無に等しくクルマの修理もままなりません。それほどに、それぞれの運転手の主張が交錯して当事者同士の示談は、容易に丸く収めることが難しいのです。

自動車の相互間の通行で起こった事故は、どちらか一方にだけ責任をもたせるのでは、不公平になることがあります。

一方的な過失が明らかな、追突、センターラインオーバー、明らかな赤信号での交差点進入を除いては、それぞれのクルマの進行状況や道路状況、事故直前のクルマの状態などを勘案して過失割合を決める必要があります。

つまり、多くの車両相互間事故では、お互いに責任が生じるという前提の元で、双方の過失を図る必要があります。

保険会社が行う具体的な示談交渉作業では、過去の判例(判例タイムズ等を利用)を元に客観的な提案がなされます。しかし、交渉の内容については、双方の保険会社や当事者が常に公正であるかは「疑問?」の余地がありますので、納得できなければ主張と確認をしましょう。

保険会社の担当者という第三者は、事故の当事者ではありませんから、事故の被害者もある程度冷静に対応することができます。それは相手側も当然に同様の対応が取られていると考えられます。

メリット2:車両保険を使って早く修理ができる

双方とも譲り合う気持ちがあれば事故は起こらなかったかもしれません。

「事故はお互い様」と言われるように、示談交渉においても多少の譲歩は必要です。もちろん、主張はしっかりとした上でよく理解する必要はあるでしょう。

示談交渉を保険会社に依頼した時、担当者は、相手に対して客観的な資料を提供しながら交渉に努めます。任意保険を使って交渉することで相手からの譲歩と過失分の支払を回収してもらえるかもしれません。

任意保険を使うメリットは、車両保険を使うことで、直ぐに修理作業にとりかかることが可能になります。示談交渉の決着を待たずに作業に着手することができるばかりか、保険未加入の相手から過失分の回収の有無にかかわらず進めることができることもメリットのひとつでしょう。

任意保険未加入の人では、過失割合による責任負担分の支払いを実行できない恐れもあるので、自分を守る保険として車両保険付きで加入しておくことが賢明です。

メリット3:車両保険で自己負担分がカバーできる

車両保険を使うことで、自己負担分をカバーすることができます。

相手の過失割合による賠償額が車両保険の免責金額以上であれば、実質免責負担もなくなるため、自己負担は0円になります。

車両保険をつけていれば補償はあたりまえのことですし、翌年の等級ダウンは免れません。それでもメリットと言えるのは、任意保険をつけていないドライバー相手に、イライラしながら回収の見込みを待つことは、現実的に受け入れがたく精神的にも苦痛です。

修理の時点でかかる費用もほとんど無く、ほとんど持ち出しが無いことをふまえれば、等級ダウンが有るとは言え、十分なメリットとして考慮することができます。

事故により失う経済リスクを考慮すれば、翌年の等級ダウンは、保険としてのメリットを失うものではありません。

メリット4:交渉時の危険の回避

任意保険を使うことによる過失割合の示談交渉は、相手との直接交渉をする必要がなくなるので、交渉時の危険回避も期待できます。

特に女性やお年寄りなどの場合、相手が交渉時に高圧的な態度を示し、大きな声で怒鳴り威圧されれば恐怖を感じる人もいます。

任意保険に入っていない人が事故の相手の場合、被害分の請求時に現金による支払いを相手に促すこともプロセスとして必要なことから、相手が感情的になることもあります。

しかし保険会社の担当者を相手から見た時、こちらの過失分の保険金を支払ってくれる立場の人ということもあるので、威圧的態度に出ることが少なくなるそうです。

保険会社に交渉を委ねれば、交渉時の危険回避も可能となり、状況にもよりますが大きなメリットになる人もいるでしょう。

任意保険を利用するメリットのまとめ

物損事故の相手が任意保険未加入者だった時、自分の任意保険を使うメリットは大別して4つあります。

自分の任意保険を使う4つのメリット

  • メリット1:第三者による過失割合の示談交渉と回収
  • メリット2:車両保険を使って早く修理ができる
  • メリット3:車両保険で自己負担分がカバーできる
  • メリット4:交渉時の危険の回避

保険の利用時には等級ダウンにこだわるあまり、適切なタイミングで使うことを逃してしまうことがあるばかりか、任意保険の事故通知期限60日を超えてしまうことがあります。

事故が発生したら保険使用の有無に限らず、まずは保険会社に事故を通知して相談してみることをオススメします。

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