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車両保険も付けられる!短期で入れる自動車保険がある

執筆者
須藤 公保 ファイナンシャルプランナー:須藤 公保
短期自動車保険

自動車を借りるとき1日分ずつ短期間の加入できる1日自動車保険には、事故を起こして借りた車を壊してしまったとき、その修理費用の補償を付けることができます。

1日自動車保険に付ける借りた車の補償は、「車両復旧費用保険」と呼ばれ、一般的な自動車保険に付ける「一般車両保険」とは、補償の内容や範囲などが大幅に違います。

この記事では、車両復旧費用保険と一般車両保険の違いについて、補償内容や範囲を詳しく解説します。

また、「車両復旧費用保険」を付けると保険料が高くなるので、保険会社ごとに違う保険期間について検討し、保険料の無駄を抑える1日自動車保険加入のコツをご案内して参ります。

1. 1日自動車保険の「車両復旧費用保険」とは?

借りた車につけられる1日自動車保険の「車両復旧費用保険」は、該当する車の運転中の事故により車に修理が必要な場合、その修理復旧のための費用が支払われます。

該当車両の破損した損害のみを、修理して復旧することを前提とした補償で、運転中に限られているところが、一般的な車両保険とは大きく異なります。

補償の支払い内容は以下のとおり

車の事故によって借りている車に生じた損害の修理費用が支払われます。

車の事故によって借りている車に生じた損害を修理しないときは、損害の復旧を目的として代替車両の購入費用を、該当の修理費用、または、車の時価額までを限度として支払われます。

運転中以外は補償の対象外になる

「車両復旧費用保険」は、運転中の単独自損事故でも一般車両保険と同様に補償されますが、駐停車中における当て逃げや借りている間に起きた盗難事故など、補償の対象外となります。

つまり、運転中の事故に、駐車中、停車中の事故は含まれないため、たとえ借りている期間中でも宿泊地や滞在地、レストランやドライブインなどで駐停車中に起こった事故では、補償対象にならないので注意が必要です。

2.徹底比較!「車両復旧費用保険」と「車両保険」の違い

1日自動車保険で借りた車の損害を補償する「車両復旧費用保険」は、「一般車両保険」と比べて、運転中に限った補償内容になっています。

「車両復旧費用保険」と「車両保険」の補償範囲の比較表

◎は、運転中、駐停車中、保管中など適切な使用状況ならば、保険金支払いが可能です。○は、被保険者の運転中に限り保険金が支払われます。

  単独で電柱やガードレールに衝突・接触 他の自動車に衝突・接触 自転車や歩行者との衝突 転落・転覆 当て逃げ
一般車両保険
車両復旧費用保険
  火災・爆発 落書き・いたずら 飛来物・落下物との衝突・窓ガラスの破損 盗難 台風・竜巻・洪水・高潮
一般車両保険
車両復旧費用保険

※損保会社各社の保険契約のしおり(約款)より抜粋

「車両復旧費用保険」は、駐停車中・保管中の事故の場合、保険金が支払われませんので、駐停車をする場合や保管場所に配慮する必要があります。

免責金額の違い

1日自動車保険を取り扱う損保会社3社(東京海上日動火災・三井住友海上・あいおいニッセイ同和損保)の「車両復旧費用保険」では、はじめから免責金額が15万円(※1)に設定されています。

一般車両保険では、免責金額は0円から5万円、10万円など契約時に任意で設定が可能です。

したがって、「車両復旧費用保険」では、少額の損害時に15万円まで自己負担があるので注意が必要です。

なお、相手車両がある事故では、相手の過失分が免責金額に充当されるので、その際は、自己負担額が減ることもあります。

保険金額の上限は300万円

一般車両保険では、車両価額協定によって、保険金額の上限を設定しますが、「車両復旧費用保険」は300万円が上限です。

借りる車については、保険会社が除外とする超高級乗用車(※2)を除いて制限がありません。しかし、現実問題として300万円が上限の支払いとなるので、高価な車を借りる際は、しっかり検討して下さい。

(※1)三井住友海上では、免責10万円のプランもあります。
(※2)三井住友海上・あいおいニッセイ同和損保では、以下の車名・車種が引き受け除外です。NSX、センチュリー、フェラーリ、マイバッハ、ランボルギーニ、アストンマーティン、ダイムラー、ベントレー、マセラティ、ロールスロイス

3.最大1日分保険料に差がつく!各社の保険期間の違いとは?

1日自動車保険の保険期間には、「1日型と24時間型」の2通りのタイプがあり、保険会社によって基準が異なります。

東京海上日動火災保険「ちょいのり保険」

借りる車に1日単位で保険加入できます。深夜の0時が保険始期終期(満期)となります。

例を挙げると、保険に当日の午前10時から加入しても、保険期間の終了日時(満期)は、その日の午後24時(午前0時)となります。

つまり、1日を午前0時から24時間で考えているので、今日の夕方の17時に車を借りて翌日の午前11時に返すような場合でも2日間保険に入る必要があります。

日をまたいで車を借りるときには、借りた日と返す日まで1日毎に数えて保険加入してください。

三井住友海上「1DAY保険」とあいおいニッセイ同和損保「ワンデーサポーター」

借りる車に24時間単位で保険加入できます。保険始期は申し込み完了時または、毎時10分毎に指定が可能です。保険満期は、24時間経過後に最初に訪れる整数時となります。

保険期間の利用例

利用開始日時(始期日時)を「3月4日16時35分30秒」とした場合、利用終了日時(満期日時)は「3月5日17時00分00秒」となります。

日をまたぐような利用方法でも、1日分の契約で保険をカバーできるので、合理的です。

しかし、保険加入期間を検討する際は、利用時間いっぱいの選択は、渋滞などの影響によって保険切れになる可能性があるので、保険期間の終期は余裕を持って加入するように心がけてください。

4.まとめ、車両復旧費用保険と保険期間を考慮した保険加入のコツ

「車両復旧費用保険」は運転中に限り補償される

補償は、運転中の事故による修理費用の支払いが基本です。補償範囲は広くなっていますが、全て走行中に限るので、駐停車場所や保管場所には注意して一定の配慮が必要です。

自己負担額15万円、保険金額300万円ということを認識して、事故発生時には、すべてが保険では賄われないことを踏まえておく必要があります。

「1日型と24時間型」の違いによって、最大1日分保険料差がつくことも!

午前0時を挟み、2日をまたいで借りる場合、保険の始まりから終わりまでで、24時間以内なら、 三井住友海上とあいおいニッセイ同和損保の24時間型が合理的です。

しかし、保険満期を過ぎてから事故が起きた場合、保険金支払いができなくなるので、利用の終了時間が不明確な場合、2日間などの形でしっかりカバーすることが重要です。

加入時には、保険期間の始期終期を考慮して保険会社を選ぶようにしましょう!

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